妖怪のユーモア。

大津町のアメリカンヴィンテージ&FIRE-KING専門店 CLOVER+CLOVER

2014年09月23日 16:23

虫愛ずる姫君。

毛虫を可愛がる、大層変わった平安時代のお姫様。
平安時代の読み物「堤中納言物語」の中のお話です。

どうして彼女は、虫が大好きだったのか。
私は、虫は苦手ですが、彼女の気持ちはわかる気がします。

だって、妖怪が大好きだから。
妖怪を愛ずるうさぎです、こんにちは。

今回は、いつもに輪をかけて、趣味の話です。
妖怪についてです。

昨今、妖怪ウォッチなどが大流行中ですが、あんな
可愛らしい妖怪のことではありません。

ゲゲゲの鬼太郎でおなじみ、水木しげる先生。
妖怪をモチーフに作品を書く小説家、京極夏彦先生。
「遠野物語」で、摩訶不思議な伝承を記録した、柳田国男先生。

など、日本で昔から、語り継がれているリアルな妖怪のことです。
リアルな妖怪w


妖怪の本を読んでいると、記述がやけに具体的です。
「いつ、どこで、どんな風に現れた。」などと、まるで歴史書のような書き方。
そのくせ、存在は胡乱で、恐ろしい。
けれど、妖怪の絵を見ていると、どこかしらユーモアが感じられます。

怖いけれど、どこか隙のある姿かたちが面白い。
そんな妖怪が昔から好きです。
ある妖怪を辿っていくと、実在とされる人物に意外と繋がっていったりします。

幽霊とは違うんですよね。
妖怪は妖怪なんですよね。

最近のお気に入りの妖怪は、
「見越し入道」です。

この絵だと、「ただのおっさん」に見えるかもしれませんが、妖怪ですw
他の絵だと、首が長く書かれていたり、表情が不気味だったりします。

見上げ続けると、どんどん大きくなっていきます。危険です。
そんな時は、どんどん見下げるようにすると、見越し入道は、どんどん小さくなるそうです。
または、「見越し入道、見越した!」というと退散するとも言われています。
もし、出会った時は、試してみてください。

鳥山石燕先生の「画図百鬼夜行」の本が見つからず、そわそわしています。
どこにいったのかしら。
本棚、未だに作らず。

妖怪好きの皆さん、どんな妖怪がお好きですか?

それでは!




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